山田 浩
私は元々アパレルの企業で働いており、ファッションメーカーやスポーツメーカーに
OEMで納入などを25年間携わっていました。
つい一昨年までのことです。自転車は趣味で乗っており、
後々将来的にビジネスにしたいと思っていました。
ですので新しい商品(自転車)を考え、つくり、展示会を開いたりと
個人的に活動はしていました。
具体的に、自転車事業を行おうと思ったきっかけは20年前の駐輪所を見たとき。
みなさんも目にしたことがあるかと思いますが、駅前の駐輪所はまさしく「無法地帯」。
とても邪魔な存在だったのです。
それもそのはず、鉄道会社に駐輪所を設ける義務はありませんでしたから。
なんとか、自転車がホコリをかぶらずに、邪魔にならずに
駐輪させることはできないかと考え、注目したことがビジネスのきっかけでした。
「自転車を折りたためば、幅を取らずに済むのではないか。」
自転車事業のきっかけは、上記の通りですが、
もう1点疑問に思っていたことがありました。
それは、欧州国に比べ日本では自転車に乗ることが生活の一部になっていないということ。
通勤も通学も基本的には電車で行い、自転車を日常的に使用する人はごくわずか。
「どうして満員電車に揺られながら、窮屈さを我慢するんだろう。
自転車に乗れば、お金も節約できるし、時間も短縮できるし、
そして何より気持ちがよいもの」
そう想い、世の中の人にその気持ちよさを自分で体感してほしい、
そして良い自転車を創っていきたいと考えるようになりました。
また、前職はアパレルにいた身ですので、自転車に乗車するときの
ファッションにも注目しました。
大量に生産して、スポーツとファッションの中間辺りの切り口で
消費者に提供するというやり方ではなく、消費者が着たいものを
提供したいと「モノづくり」の考え方を事業に取り入れました。
自転車もファッションも、消費者が乗りたいもの、
着たいものを創りだすことが弊社のポリシーです。
自転車ユーザーを増やしたい
ヨーロッパでは、国や企業が自転車ユーザーに金銭的に優遇していますが、
日本では、まだまだツーリングや自転車に対しての理解は浅いものです。
政府が取り組んでいかなければ、自転車ユーザーは増えません。
けれども、政府が取り組んだところで
「乗りたいけれどいきなり何十キロも走れない…」という消費者は多いはず。
環境や健康に良いと理解し、必要性を感じて自転車を購入してもらっても、
「長く乗ってもらえる」仕組みを作らないと、本当のユーザーは増えないと思っています。
ハードである自転車を売るだけでなく、
ソフトである「乗り続ける」仕組み作りをしていくことも必要です。
今後のビジョン
「お金をかけず、地球を汚さず環境を満喫できる日本にしたい」
座右の銘
「形は心を求める。心は形を求める。」
絵を描こうとすると、絵に心を求められます。
スポーツも技術だけでなく、精神的なタフさが必要です。
モノづくりをするときは、心を大切にしています。
なぜその「もの」が必要なのか、何のために必要かを。
テーマカラー
光の色
人は死んだら何も残らない。モノも永遠に存在する保障はない。
光も永遠のものではありませんが、一番感謝したい色ですね。
学生のみなさんへ
頭で考えるだけの経済では成功はしません。
頭で考えるよりも体で感じる方が大切です。
能書きよりも、実践していってください。
健康に、言われたことを素直に行うというスタンスでいれば大丈夫です。
就職活動がんばってください!